交通事故後の首のコルセットは必要ないかもしれない

鞭打ちになった場合、通常、首にコルセットをしますが、鞭打ちが軽度の場合はコルセットはもしかしたら必要ないかもしれません。フィジカルセラピー(理学療法)のみで完治する場合もあります。しかし、医師ではない人のアドバイスを鵜呑みにしたり、自分で勝手な判断をしたりせず、必ず整形外科の医師の指示に従ってください。

ここでは私の外国での体験談を書きます。


軽い鞭打ち

以前、私は外国で車を運転中、後部車両に後ろから軽く追突されました。高速道路の降り口で、下り坂をゆっくり走っているところだったので、軽くぶつかられただけでも追突事故になってしまいました。鞭打ちにあったときには痛さを感じませんでした。

警察も来たのですが、たいした事故ではないと判断し、調書だけ取って帰ってしまいました。次の日になって首の辺りが痛み出し、めまいと吐き気がひどく、近くの整形外科に車で駆け込みました。

整形外科

整形外科医にレントゲンを撮られ、骨には異常はないといい、何かを説明してくれました。しかし私はよく分からず、なぜコルセットをつけてくれないのだ、とても痛むと訴えましたが、医師は何かを説明し去っていきました。

受付の担当者が会計の際に地図を渡してくれたので、とりあえずその地図の場所に行ってみました。

フィジカルセラピー

そこはフィジカルセラピー(理学療法)を行っているセンターでした。フィジカルセラピーとは、いわゆるリハビリテーションのことです。まずは腕を伸ばしたり、首を曲げたりする運動をさせられ、フィットネスジムのような機械を使わされ、最後にマッサージをされました。

マッサージは日本のつぼ押しマッサージとは違い、かなり本格的でした。カイロプラクティックに近いですが、少し違います。私はこんなもので治るのかと不安になりながらもフィジカルセラピーに通い続けました。何週間たったかは覚えていません。

しばらくすると、もう来なくていいと言われました。確かにもう痛みはありません。一度もコルセットなどをせずに治療は終了しました。

治療費の請求

治療費の支払いを某保険会社に請求したところ、調書を取るのでインタビューに答えろと言います。インタビューを受けたところ、保険会社はいろいろ言ってきます。「うちでは払わないぞ」と言っている様に聞こえたので、後日、日系の保険会社に支払いを請求しようとしたところ、某保険会社が既に支払いをしたと言います。

文句を言っていてもやるときはやるのだなと思いました。本来ならば、後部車両の運転手に請求すべきなのかもしれませんが、自己負担額以外は某保険会社が負担してくれました。対応が早くその保険会社に入っておいてよかったと思いました。


医師の確認

一ヶ月くらいたった頃、警察からだか保険会社からだかよく分からないけれど、何か一枚の葉書が来ました。ある場所に行ってくれといいます。よく分からないけれど行ってみたところ、体重、体温、血圧を測定され、看護婦がこれから医師が診ると言います。

ここまでしてくれるのかと正直驚きました。

フィジカルセラピーの良さ

コルセットをつけることもリハビリテーションですが、それは日本式リハビリテーションです。外国には外国の治療方法があるのだと知りました。

軽い鞭打ちには、フィジカルセラピー(理学療法)はお勧めです。とはいっても判断は医師がするので、患者が決めることではないのです。今ではすっかり完治し、後遺症もありません。

何故フィジカルセラピーが良かったかというと、首のコルセットをつける煩わしさがなかったことが一点。

首のコルセットをつけたことは今までないのでどのような感じかは分かりませんが、きっと煩わしいものなのだろうということは想像できます。コルセットが悪いというわけではないのですが、コルセットをつけずに鞭打ちを治療する方法もあるのだと知りました。

もう一点は、後遺症がないことです。鞭打ち症になると、よく何年もたってから、寒いときなどに痛みが出てくると聞いたことがありますが、私の場合は、鞭打ち後は鞭打ちにあったことも忘れてしまって車を運転していました。

フィジカルセラピスト

外国ではフィジカルセラピーによる治療が日本よりも多く、資格者も多いので、日本もよりフィジカルセラピストの資格者が増えるとよいのではないかと思います。

医師の紹介の有資格者がリハビリテーションにあたってくれるとこちらも安心です。日本でよく鞭打ち後、自分でマッサージ師やカイロプラクティック医院を探すと聞いたことがありますが、有資格者かどうかや適切な施術をしてくれるかどうかが心配です。

やはり医師の指示に従ったほうがより安心です。私の通ったフィジカルセラピーのセンター自体は病院と離れた森林の中に所在しており、病院のリハビリテーションというイメージがないのもよかったです。室内も病院のイメージはまったくありませんでした。

日本の病院のリハビリテーションは治療する腕はハイレベルだと思いますが、どうしても病院というイメージが付き纏います。精神的にもリハビリテーションを受けるときに病院から離れたイメージのほうが良いのではないかと思います。

交通事故後の対応

また、保険会社の対応も的確でした。調書を取るからインタビューに答えろ、と日系の保険会社よりも多くの質問をされ、治療費を支払ってくれるのかわからず不安でしたが、しっかりと迅速に支払いをしてくれました。日本にもあるのかもしれませんが、警察なのか保険会社なのか、完治後に再度医師が検診をおこなってくれる制度もありがたかったです。

その後はまったく鞭打ちのことなど忘れていました。軽い鞭打ちならば、きちんと治療をすると、あまり後遺症の心配をしなくていいものなのだと実感しました。

外国の良さ

外国で軽い追突事故に遭い、軽い鞭打ち症になるという厄介なことにでくわしたのですが、良い整形外科の医師やフィジカルセラピストのおかげで後遺症もなく、保険会社も良かったので、整形外科やフィジカルセラピーの治療費の支払いの心配もなく、外国の医療制度の良さを実感しました。

日本の医療制度も素晴らしいですが、外国の良い部分も取り入れてみるのもいいと思います。また、日本で交通事故に遭ったことがないのでよくわかりませんが、交通事故後の外国の保険会社の対応も見習うところがあるように思います。

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